Code of Conduct - JA

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Last modified: 2024-03-03

SPNHC-TDWG 2024大会行動規範

目的

The Society for the Preservation of Natural History Collections （SPNHC：国際自然史標本保存学会）およびBiodiversity Information Standards（TDWG：生物多様性情報標準化委員会）は、民族、宗教、国籍、職業上の地位、身体的外観、身体能力、ニューロダイバーシティ、性別、性同一性、性的指向の如何に関わらず、関係する全員に安全かつ生産的、友好的で、共に楽しめる環境を提供することに真摯に取り組んでいます。参加者には、SPNHC Inclusion Statement（SPNHCインクルージョン宣言）および TDWG Diversity and Inclusion Statement（TDWGダイバーシティ＆インクルージョン宣言）にある公平性、多様性、包摂性、およびアクセシビリティに関する指針を遵守することが期待されます。SPNHC-TDWG 2024の会議セッションならびに会議に併せて開催されるワークショップ、パネルディスカッション、エクスカーション、懇親会その他、大会に関連するいずれかの活動に登録または参加することにより、この行動規範を遵守することに同意したことになります。ここでいう活動には地域コミュニティー内の活動も含まれます。会議に参加する各人は、我々学会組織ならびに自ら選んだ専門職の共有価値を代表して活動してもらうことになります。

SPNHCおよびTDWGでは、理由の如何を問わず、あらゆる形態の口頭、身体的、または書面による嫌がらせ、威嚇、いじめ、脅迫、差別、虐待、強要の行為は禁じられています。SPNHC・TDWGの両学会組織の代表者と連携した大会組織委員会の裁量により、上に列挙した禁止違反行為に関与した出席者または参加者については、警告や返金なしに本大会または今後のSPNHC・TDWG主催イベントにおいて制裁もしくは追放の処分対象となる、関係当局に通報される、または会議の安全性と公正性を確保するために必要なその他の措置が取られる可能性があります。

期待内容

すべての参加者ならびに出席者は、背景やイデオロギーの違いを互いに尊重しつつ、常に建設的かつ礼節あるやりとりを保つことが期待されています。建設的で礼儀正しい談話を行うには、演者が指定された制限時間を守ること、出席者が話し手と聞き手に回る時間バランスを意識すること、学会初参加で我々のコミュニティに馴染みのない人や経歴の浅い若手の人を歓迎することなど、いろいろな心遣いがあります。すべての参加者ならびに出席者は、文化的規範に留意し、それらに敬意を表するようにしてください。文化的規範には例えば、その場に相応しい服装、言語、慣習などが含まれます。参加者または出席者の中でこれら期待されている内容について質問がある場合は、メールでccc@tdwg.org へ問い合わせてください。

著者ならびに発表者は、科学的な帰属表示と引用に関して、最高水準に従うことを遵守してください。翻訳ソフトウェアまたはAIテキスト生成の使用については、どのように使用されたかを含めて明確に示す必要があります（校閲編集、新規の文章作成、文章の拡張等）。AIによる画像生成についても明示しなければなりません。著者ならびに発表者は、自分が所有する、またそうでない場合は所有者から明示的な利用許可を得た、オリジナルの画像・グラフィックを使用することについて、全面的に責任を負うものとします。利用許諾のライセンス（クリエイティブ・コモンズ等）については、顕著に表示する必要があります。両学会の使命が広く行き届くように、本会議の内容は録画され、後日、動画公開プラットフォーム上で共有されます。大会出席者は、ライブまたはオンデマンドで配信される会議セッションへのリンクを、大会参加未登録者と（SNSへの投稿等を通じて）共有することは控えてください。

日本にありながら独自の歴史、文化、自然環境を持つ沖縄には、全ての人、あらゆる垣根を越えた交流と融合が育まれ、琉球の時代から今日へ、その繁栄を支えてきた万国津梁の精神が受け継がれています。 沖縄で古くから伝わる言葉「ちむぐくる（真心・思いやり）」、「ゆいまーる（相互扶助）」の精神をもって、独自の歴史・文化・自然に理解・配慮した行動を心掛けてください。また沖縄の水・エネルギーをはじめとする、あらゆる限られた資源を大切にしてください。

【沖縄21世紀ビジョン・5つの将来像】

• 沖縄らしい自然と歴史、伝統、文化を大切にする島
• 心豊かで、安全・安心に暮らせる島
• 希望と活力にあふれる豊かな島
• 世界に開かれた交流と共生の島
• 多様な能力を発揮し、未来を拓く島

参考

沖縄県・一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー（2023）、沖縄MICE 開催におけるサステナビリティガイドライン https://mice.okinawastory.jp/root/wp-content/uploads/2023/02/sustainability_guideline_2023.pdf.

沖縄県、沖縄21世紀ビジョン https://www.pref.okinawa.jp/21vision/htmlver2/future_images.html.

問題の通報

本行動規範の違反に気付いたら、大会オーガナイザー宛にccc@tdwg.org へメールを送るか、あるいは大会会場でオーガナイザーに声をかけて通報することが奨励されます。すべての通報内容および違反の疑いに関与した当事者については、秘密情報として扱われます。関係するすべての当事者は、違反行為についての知見を共有する際、あらゆる形態の身体的、言語的、心理的な虐待、脅迫、報復から保護されなければなりません。通報者に対する報復または脅迫行為は（直接的、間接的ともに）、本規範の重大な違反として扱われます。事態の解決には、大会会場管理者、警備会社、または現地の警察を交えて諮られる場合があります。

謝辞

本行動規範は、SPNHC、TDWG、Biodiversity Heritage Library（BHL：生物多様性遺産図書館）の過去の大会で作られた行動規範をもとに策定されました。この行動規範の作成にあたって、2024年大会組織委員会のメンバーからは提案ならびに有益な意見を頂きました。沖縄観光コンベンションビューロー、沖縄県環境科学センター、株式会社 沖縄コングレからは、沖縄の文化的配慮に関する部分について、現地の専門的見解を寄せて頂きました。